動物占いのキャラクターに「熊」(くま)というのがあります。占いにおける意味合いはともかく、今回はこの熊について。
「というのが・・・」とわざわざ言うまでもありません。もちろんご存知ですよねクマ。
日本人の女性にもテディベアとかプーさんとか、「かわいい」キャラクターデザインが人気です。
でも、リアルの熊はかわいいどころではありません。
「三毛別の羆」というのを聞いたことがありますか?
これは、北海道開拓時代に道東岸の寒村をおそい、大騒動をおこした羆=ヒグマです。
立脚すれば3m近くにもなる巨体に、人間の頭の何倍もの大きさの頭部を持ち、つぎつぎと民家を襲いました。
犠牲になったのは女性と子供ですが、殺害した子供ではなく、女性の肉をこのんで喰らったそうです。
行動パターンは大胆そのもので、野生動物が嫌うという「炎」もものともせず、民家に侵入、でくわした犠牲者を捕獲し、生きたまま上半身から・・・という残虐ぶりだったそうです。
息も絶え絶えで生きながら食われるって考えたくもありません。以前、動物園の飼育係がライオンに捕獲され、かじられる音声を聴取したことがありますが、泣きながら助けを呼ぶ声が、だんだんと弱っていく様子は寒気がするようなものでした。
ちなみに「プーさん」は正しくは「ウィニー・ザ・プー」で、ロンドンの動物園で実際に飼育されていたグリズリーがモデルになっています。
グリズリーとは「灰いろ熊」、北海道の羆はグリズリーに相当すると聞いたことがありますが、最大の体躯をもつホッキョクグマに次いで、大きな体を持つとされています。
今回は占いとは無関係でしたが、悪しからず。