動物占いってなんだ？

動物占いのキャラクターに「熊」（くま）というのがあります。占いにおける意味合いはともかく、今回はこの熊について。

「というのが･･･」とわざわざ言うまでもありません。もちろんご存知ですよねクマ。

日本人の女性にもテディベアとかプーさんとか、「かわいい」キャラクターデザインが人気です。

でも、リアルの熊はかわいいどころではありません。

「三毛別の羆」というのを聞いたことがありますか？

これは、北海道開拓時代に道東岸の寒村をおそい、大騒動をおこした羆＝ヒグマです。

立脚すれば３ｍ近くにもなる巨体に、人間の頭の何倍もの大きさの頭部を持ち、つぎつぎと民家を襲いました。

犠牲になったのは女性と子供ですが、殺害した子供ではなく、女性の肉をこのんで喰らったそうです。

行動パターンは大胆そのもので、野生動物が嫌うという「炎」もものともせず、民家に侵入、でくわした犠牲者を捕獲し、生きたまま上半身から･･･という残虐ぶりだったそうです。

息も絶え絶えで生きながら食われるって考えたくもありません。以前、動物園の飼育係がライオンに捕獲され、かじられる音声を聴取したことがありますが、泣きながら助けを呼ぶ声が、だんだんと弱っていく様子は寒気がするようなものでした。

ちなみに「プーさん」は正しくは「ウィニー・ザ・プー」で、ロンドンの動物園で実際に飼育されていたグリズリーがモデルになっています。

グリズリーとは「灰いろ熊」、北海道の羆はグリズリーに相当すると聞いたことがありますが、最大の体躯をもつホッキョクグマに次いで、大きな体を持つとされています。

今回は占いとは無関係でしたが、悪しからず。

どうにも運のよろしくない時期というのがあって、私の場合は短期間に交通取り締まりにひっかかること再三、とか。数か月中に複数回の交通事故とか、納得できないことが連発することがあります。

こういうときは、性に合った神社にお参りに行ったりするのですが、正直、効果のほどは全く感じられません。

ということは、こういう連発するアクシデントって、「運」とかより、「必然」なのかもしれませんね。

例えば生活習慣によるものだったり、単に夜更かししやすい季節だったりするのが原因かも･･･

また、「病気」という可能性もありますので、あまりにもアクシデント続きだったら、眼科、歯科などで検診を受けてみたほうが良いと思います。

この手の悩みは「動物占い」は無力ですよ。念の為。

動物占いでは誕生日をインプットすると、その人の動物キャラクターが解答され、何なのかが占いでわかりますが、その動物の種類で性格判断というところがミソ。はっきり言ってどうでもいいようなお遊びでした。

もちろん皆、そんなことは承知の上でブームに乗っかっているんですが、こういうのって人生に必要なんでしょうか。それとも時間の無駄遣い？

結局中身のないものはじきに廃れる運命ですが、動物占いも同じ。一時的に大流行して、その後何も無かったかのようにブームはさりました。あんなにすごかった動物占いも、今ではどこへやら…    

季節外れの動物園は寒々しいですね。

動物占いをしたことがあるなら、理解できると思いますが、本当にあたっていると思える事がわりに多かった占いですね。

でもよく見ると、結構ビミョー。要するに当たっていると感じるけれど、そうでないかも知れない…そんな曖昧なところでさもそれらしく解説するタイプの占いでした。

なんかややこしい言い回しですが、例に取ると血液型占い。あれは占いの結果が誰にでもあてはまるような、コールドリーディング的な解答が用意されています。そして、動物占いもたぶん似たようなものです。

とは言え、真剣に占いをするためでなく、お遊びなんだからそれはそれ。何か当てはまる部分が必ず用意されているから、盛り上がれるんですね。きまじめな人には向かないかも？ですが。

なぜ動物占いなんて、大流行したんでしょうねぇ。これといって内容のない占いなんですが。理由を考えるほどのものでもないですが、日本人の動物好きという面があるかも知れません。

これが中国人とか韓国人とか特定アジアの民族だったら、動物＝食べ物ですから、人を動物になぞらえる動物占い自体不愉快かも知れません。特に中国人は珍獣を食べるのは体に良いという説を信じる人も多いそうですし、朝鮮半島では犬猫は食用の家畜扱いともききますし。

ま、それはさておき、占い結果があんがい当たっていると感じる人が多かったのはまちがいなさそうですね。とても判りやすい動物というモチーフを使ったこの占い、初対面の人との話題とか、話ネタとかにも使われていたそうです。